ブラックボード・タイプ1

これまでSURF A PIG・オリジナルボード、若しくは、オリジナルPIGの様にご紹介して来ましたサーフボードですが、実はキチンとしたネームがあります。

 

本日は、その辺りをご紹介させて頂きます。

 

早速ですが、オリジナルPIGと称していたボードの正式名称は「ブラックボード・タイプ1」となります。

 

ネームの由来は簡単で、マイク・ブラックのシグネチャーである為、このネームが付けられました。

また、タイプ1とありますが、現在はこれのみとなっていて他に種類はありません。

 

このボードには明確なコンセプトがあり、その辺りもご紹介して行きたいと思います。

 

時は1959年。

サーフィンの聖地マリブを舞台にした、映画「ギジェット」には当時のリアルなサーフボードが多数登場します。

ブラックボード・タイプⅠは正にその映画に登場するサーフボードがモデルとなっています。

 

当時のサーボードはPIGオンリーで、正に「サーフィン=PIG」の世界観がそこにはありました。

 

マイク・ブラックはオリジナルPIGのコンセプトを確立して行く中で、この映画に登場しても「不自然ではない!」」。。。

そんな、コンセプトを打ち立てました。

 

その造形は、現在主流となっているモダンPIGの様なテール寄りに僅かなボリュームがあるモノとは大きく異なり、一目で「豚」と認識出来る明確なデザインを起こしました。

 

そして、このデザインを元に巨匠・スティーブ・ブロムがテンプレートを起こし、自身の経験に基づき削り上げたのがブラックボード・タイプ1なのです。

 

更に、このボードには2つの特徴があります。

一つは、通称、ラージロゴと呼ばれる大きなディケールです。

もう一つは、Dフィンを逆様に装着したリバースフィンです。

 

次回の更新では、その辺りのお話を綴って行きたいと思っていますので、引き続きご愛読して頂けたら幸いです。

 

SURF A PIG