カリフォリニアタイム満喫のスティーブ

カルフォルニアタイムなるワードをご存じでしょうか?

 

このワード、実はカリフォルニアとの間で商売をしている一部の方々の間で時折使われるモノで、筆者も時々使う事があります。

 

筆者が朝一でサーフィンを満喫し、休憩後に「そうだ、スティーブ(ブロム)に電話でもしてみよう」と掛けると、たいてい彼は出ません。

 

日本とカリフォルニアの時差を考えても「寝るにはまだ早い?」と思いながらも、今一度彼に電話してみます。

 

筆者はカリフォルニアの友人たちに電話するときには略略FaceTimeを利用するのですが、彼が電話に出る時には100%の確率で画面が真っ暗な状態から始まります。

 

そうなんです。

寝てはいないんですけど、スティーブは就寝体制に入っているんです。

 

「スティーブ、寝ていたのかい?」と尋ねると・・・

彼は「寝てはいないがそろそろ寝る時間だ」と真っ暗な中で問いに答えます。(寝るには全然早い時間なんですけど・・・)

 

筆者が「スティーブ、真っ暗で何も見えないよ」と問うと、彼は「待っててくれ電気を点ける」と云ってガサガサと動き始めます。

 

そして、灯が点くや否、超ハイテンションになります。(半端じゃないくらいにハイテンションです)

 

話の内容は世間話が大半で、その後ボードについての近況報告がある訳ですが・・・

この近況報告が凄く曖昧なんですよねぇ。

 

彼の中で流れる時間は日本にいる筆者とは全てが異なっており、非常に揺るやかに時を過ごしています。

最初はこの一連の行動が理解できなかったのですが、流石にやり取りしている年月を重ねて来ると理解して来ます。

 

彼はカリフォルニアタイムを満喫しているんです。

彼の時間の感じ方は凄くスローなんですね。

ですから、彼が「もう直ぐボードは完成だ!」と云っても、全然もう直ぐじゃないなんですよね。

 

そこから長々と時間が経過して一つアクションを終えます。

 

スティーブは基本的には超マイペース。

そして、お茶目。

 

だから、この様な画像ばかりを筆者に送って来ます。

 

ボード作りの時だって必ず目線はカメラに・・・

 

でも、フィンの付け位置には煩くて、妥協は絶対にしません。

 

シェイプスキルは勿論ですが、彼の妥協なきスタイルがリアルレジェンドと称されるのでしょう。

 

カルフォルニアタイムを満喫しているスティーブが先日送って来た画像にはサーフボードがパッキングされていました。

 

彼の話では「前回のタイプ1より今回の方が遥かに良い出来栄えだぞ!」満面の笑みを浮かべていたのが印象的でした。

 

いよいよ待望のブラックボードType1が到着します!

 

 

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