PIG本当に乗り辛い?
以前、筆者がお世話になっているサーフショップのオーナーから「PIGの売れ行きは全体の3~5%だね」と教えていただ事がありました。
簡単に云いますと、サーフボードが100本売れたとしてもPIGは3本から5本程度しか売れないと云う事です。
この数字には正直驚いたが、ビーチを思い返してみると確かにそうですね。
世にPIG系は五万と在れど、大きなDフィンを纏ったPIGは見掛ける事すらしないのです。
そうなんです!
PIGはニッチなサーフボードなんです!
そんなニッチなボードだからこそ、所有欲を満たしてくれるのではないでしょうか?
しかし、そんなPIGを海に持ち込んで、いざサーフィンを堪能し始めめると・・・
今まで出来ていた当たり前の操作が出来ないんですよね。
そこが多くの方々がPIGの領域に足を踏み入れながらも圏外に去ってしまう要因なのです。
限りある時間にサーフィンを楽しむには絶対に乗り易いボードの方が良いに決まっています。
だからこそ、身体を傾けるだけで行きたい方向へと導いてくれるボードの方が良いに決まっています!
でも、筆者みたいに捻くれたサーファーは「それはボードが良いだけで、自分の力量じゃない」と感じ、更には「操作感の楽しさ」を満喫したくなってPIGへPIGへと傾いてしまうんですよね。
しかし、考えてみれば1960年代の初頭は全てのサーフボードはPIGだった訳で、レジェンド達が記録に残した数々の伝説のラインディングはみなPIGで行われているんです。
ですから、PIGが「乗り辛い」なんて事は決してなくて、それ以外のサーフボード「乗り易過ぎる」だけなんですよ。
では、肝心のブラックボードは一体どんな乗り味なのか?
次回の更新ではその辺を綴ってみたいと思います。
SURF A PIG