リバースフィンを装着したPIG

SURF A PIGの主宰であるマイ・クブラックの愛機と云えば・・・

スティーブ・ブロムお手製のブラックボードであります。

 

このブラックボードはその名の通り、マイクの名前から命名されたモノで、デザインしたのもマイク本人であります。

 

マイクはこのボードの装着するフィンを早い段階から「リーバス型のフィンを!」と考えていた様で、シェイパーであるスティーブ・ブロムに打診を続けていました。

 

スティーブは自身が少年時代に多くのPIGをサーフショップで直接触れていた経験から、「機動性に長けた」一枚のフィンを創り上げます。

フィンの設計そのものはボード同様にマイクが行っていますが、最終的な微調整は豊かな経験値を持つスティーブに委ねられました。

 

リバースフィンは1950年代には既にPIGに装着されており、その誕生は「着け位置が逆様だった」事に始まります。

しかし、怪我の功名なのか?

逆様に着けられたフィンは非常にマニューバに向いており、1963年に史上初のシグネチャーモデルとしてリリースされたフィルエドワーズモデルにも採用された実績を誇ります。

 

世界中にPIGは五万と在れど、オンフィンタイプのリバースは現在では殆ど見掛ける事は無くなりました。

SURF A PIGの主宰であるマイク・ブラックの愛機であるブラックボードは、正に温故知新の精神で創り上げられた逸品なのであります。

 

SURF A PIG